第8回日本循環器理学療法学会学術大会を終えて
- 2025年2月14日
- 心臓リハビリテーション
こんにちは。理学療法士の澁川です。
2024年11月23日・24日に宮城県仙台市にて第8回日本循環器理学療法学会学術大会が開催されました。
先日、オンデマンド配信(2024/12/16~2025/1/31)も終了し、これで大会のスケジュールがすべて完了しました。
第8回大会テーマは「循環器理学療法のキセキ」でした。
準備段階から当日まで、全体的に高橋 哲也 大会長(順天堂大学 保健医療学部 教授)の熱い思いが十二分に込められた大会でした。
本大会には、心臓リハビリを実践する(あるいは心臓リハビリに興味がある)理学療法士や全国の養成校で循環器理学療法を教える教員の方々が多数参加されました。
今回はオンデマンド配信も充実しており、教育講演や学会各委員会とのコラボセッションが行われ、学びの多い大会となりました。
私は準備委員として約1年前から関わり、当日も運営部として学会運営に携わりました。
貴重な経験が得られたことをこの場を借りて、高橋 哲也 大会長、齋藤 正和 準備委員長ならびに関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
大会前日の11月22日から仙台に入り、学会場である仙台国際センターに直行しました。
*写真:学会当日(11/23)早朝の仙台国際センター駅。 荒川静香さんと羽生結弦さんの功績を称える記念モニュメントが設置されていました。
帰ってきた際、患者さんやスタッフから「仙台を楽しんできましたか?」や「仙台のどこの観光地に行きましたか?」とよく尋ねられましたが、3日間すべて学会場とホテルの往復のみでしたので仙台らしいことは何もできませんでした。
唯一、東北新幹線「はやぶさ」に初めて乗り、その速さを実感できたことは良い経験でした。
大会では2つのセッションで座長を務めました。
どのご発表もセッションテーマに沿った素晴らしい内容で私自身とても勉強になりました。
* 写真:心臓外科手術セッションの座長を一緒に担当した猪熊正美先生(群馬県立心臓血管センター, 右端)とご発表頂いた先生方。左から2番目が筆者。
運営部の仕事では多くの先生方に支えていただき、2日間無事に終えることができました。
さらにボランティアとして手伝ってくれた東北地方の理学療法士養成校の学生たちの素晴らしい働きにも感謝しています。
*写真:運営部やお手伝いしていただいた先生方と。右から2番目が櫻田 弘治 運営部長(心臓血管研究所付属病院)。
大会を通じて、普段はなかなかお会いできない東北地方で活躍する先生方と多くの出会いがあり、非常に有意義な時間でした。
特に、準備運営委員の皆様が情熱的に取り組んでいたことで大会は大成功を収め、私も素直に感動しました。
このように全国規模の学会運営に携わると、仕事熱心でとても優秀な理学療法士が数多くいることを改めて思い知ります。
近年、スポーツや整形外科分野で理学療法士がメディアで取り上げられる機会が増えてきています。また、脳卒中患者さんへのリハビリも広く認識されていますが、心臓リハビリテーションなどの循環器領域や、地域医療などでも理学療法士が活躍していることをぜひ知っていただきたく存じます。
今後、あまり知られていない分野でも理学療法士の役割がより注目されることを期待しつつ、このブログを終わります。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも当クリニックをよろしくお願いいたします。