サルコペニアにご注意を!|南草津ひだまりハートクリニック|草津市南草津の内科・循環器内科

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サルコペニアにご注意を!

こんにちは。理学療法士の福嶋です。

 

「最近、足腰が弱ってきたな・・」「年とともに筋力が落ちてきたな・・」 

と感じることはありませんか?

  

もしかすると “サルコペニア”と呼ばれる「筋肉減少症」 かもしれません。

 

「もう年だから仕方がない」「ただの老化現象だ」と思われがちですが、実はいくつかの原因が重なって起こることが多いのです。

  

サルコペニアは、加齢に伴う骨格筋量減少筋力低下を合わせ持つものと定義されています。

(骨格筋:内臓の筋以外の、体を動かす筋肉のこと)

 

人の骨格筋量は、個人差はあるものの、30歳代から年間0,5~1%ずつ減少し、80歳ごろまでに約3040%の骨格筋が失われるといわれています。 

また心臓病や慢性腎臓病、2型糖尿病などの慢性疾患があるとサルコペニアの頻度は高くなります。

 

サルコペニアの主な原因は大きく4つあります。

 ① 加齢(年を取ること)

 ➁ 活動量の低下、運動不足(日頃動かない)

 ③ 栄養不足

 ④ 病気による影響

 

① 加齢

まずこれが主な大きな原因です。

人は誰でも加齢とともに、筋肉を作るホルモンが減ったり、神経の働きが衰えたりします。

筋肉は常に作られたり、壊されたりを繰り返しています。若い人では、筋肉の作られる量と壊される量がほぼ均一に保たれていますが、高齢になると、作られる量が減少し、壊される量が増加するため、普通の生活を送っているだけでは自然と筋肉が減っていきます。

 

➁ 活動量の低下、運動不足

筋肉は使わないとどんどん減っていきます。

例えば、家の中で座っている時間が増えたり、足腰が痛くて外出を控えたり、あるいはケガや病気で数日間寝込んだりするだけで、筋肉はあっという間に減少します。

極端な話ですが、1日ベッドで安静にしていると、骨格筋は1%のペースで萎縮していきます。1日寝込むと、筋肉にとっては1歳年をとったのと同じことになります。

筋力に関しては、まったくの寝たきり状態だと、たったの1週間で10%以上減少したという報告もあります。

 

③ 栄養不足

筋肉を作るための栄養、特にタンパク質が不足すると、筋肉量を維持できなくなります。

高齢になると、食欲がわいてこなかったり、食が細くなってきたり、また噛む力や飲み込む力が弱くなったりといった理由から、低栄養になっていることがよくあります。

本人は食べているつもりでも、実際は筋肉に必要な栄養が全く足りていないことが多々あります。

 

④ 病気による影響

心臓病や糖尿病、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、関節リウマチなどの慢性的な病気があると、体の中で常に炎症状態が起き、筋肉が壊されやすくなってしまいます。

また、病気のせいで体を動かすことが難しくなったり、億劫になったりしてしまい、結果として活動量が低下するという悪循環にも陥りやすいです。

 

このように、サルコペニアは単なる「年のせい」だけではなく、上記のような「運動不足」「栄養不足」「病気の影響」という要素が重なることで進行しやすくなります。

 

加齢はどうしても避けられませんが、運動不足や栄養不足は、見直すことで、サルコペニアを予防したり、進行を遅らせたりすることができます。

 

~気になる方は、簡単なセルフチェックをしてみましょう!~ 

 ① ふくらはぎの太さ: 最も太い部分を測り、男性34cm未満、女性33cm未満。

 ➁ 指輪っかテスト: 両手の親指と人差し指で輪っかを作り、自分のふくらはぎの最も太い部分を囲みます。隙間ができると要注意です。

 

上記に当てはまる方はサルコペニアの疑いがあります。

 

サルコペニアの確定診断には下記の検査が必要になります。

 

① 筋力(握力)の測定

下記の基準を下回ると「筋力低下」とみなされます。

65歳以上: 男性 28kg未満 / 女性 18kg未満

5064歳: 男性 34kg未満 / 女性 20kg未満

 

➁ 筋肉量の測定

専用の機器を使って、生体電気インピーダンス分析(BIA法)もしくは、二重エネルギーX線吸収計測法(DXA法)という方法で測定します。

当クリニックではInBody(インボディ)という機器を使用して測定しています。

 

気になる方やご興味のある方はぜひ一度、スタッフへご相談くださいね。

 

 

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