第30回日本心臓リハビリテーション学会学術集会に参加しました。
- 2024年8月22日
- 心臓リハビリテーション
こんにちは。理学療法士の澁川です。
7月13日(土)・14日(日)に開催された日本心臓リハビリテーション学会の第30回学術集会に八木院長と参加してきました。
会場は兵庫県の神戸国際展示場・神戸国際会議場で、神戸市のポートアイランドに位置します。ポートアイランドは神戸空港がある人工島です。
13日土曜の診療後、急いで南草津駅から電車で向かいました。三宮からは神戸新交通ポートライナーに乗ります。
私は以前神戸に住んでいた時、ずっとこのポートライナーは「モノレール」だと思っていました。実際は東京のゆりかもめと同じ「新交通システム」というもので、モノレールではないそうです。滋賀にはないこのような新交通システムやモノレールに乗って景色を眺めていると、どこかわくわくする気分になります(お上りさん感覚なのでしょうか?)。
話が脱線しましたが、本学会は現地開催でした。
「現地開催」というのは、コロナ禍に行われていたWeb上でのオンライン開催ではなく、現地にて開催される元からあった学会形式のことです。
昨年に新型コロナウイルス感染症が5類感染症移行となり、学会もWeb開催から対面式に戻っています。今年においてはどの学術集会も現地開催となり、「コロナ禍から本格的に戻ってきた」という印象を受けます。
対面式は全国で活躍される多くの先生方に直接お会いできる良い機会である反面、Web開催のように後日にオンデマンド配信されるセッションが少なくなり(web開催の時はほとんどのセッションが一定期間中にオンデマンド配信で視聴できていました)、興味のあるセッションは当日しっかり現地会場で参加することが重要になります。
昨年までは、大学病院に勤務していたこともあり、ICUなどの集中治療に関するセッションや手術直後・発症直後といった“超急性期”に関するセッションへの参加に多くの時間を割いていました。
しかし当クリニック開院後の今年は、これまでと異なるセッションである“維持期”に関するセッションを中心に2人仲良く参加しました。
(維持期は当クリニックが担う医療区分です)
私たちより先行して維持期で心臓リハビリを実践する各クリニックからのご発表はとても勉強になりました。
今回は臨床現場の苦労話や現状に関する有益な情報を得ることができました。
回復期や維持期における本邦からの研究報告は急性期ほど多くありません。
この分野に関する新しい知見の増加が望まれています。
当クリニックはまだ開院して8か月ですが、これからデータを蓄積し、学術活動でも地域医療に貢献できるよう取り組んでいきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。