その足の痛み、もしかすると動脈硬化が原因かもしれません
- 2026年5月12日
- 内科
こんにちは。臨床検査技師の池田です。
「最近、少し歩くと足がだるくなる」「足が冷えて夜眠れない」といったお悩みはありませんか?
「年齢のせいかな」と見過ごしてしまいがちなこれらの症状、実はLEAD(リード・下肢動脈疾患)という病気のサインかもしれません。
今回は、足の血管に起こる「動脈硬化」であるLEADについて、わかりやすく解説します。
◎ LEAD(下肢動脈疾患)ってどんな病気?
LEADは、足の血管(動脈)が動脈硬化によって細くなったり、詰まったりして、血流が悪くなる病気です。
簡単に言うと、「血液が足先に届かない」状態です。

特に以下のような方は、LEADのリスクが高いと言われています:
● 糖尿病をお持ちの方(最も注意が必要なグループです)
● 高血圧、脂質異常症がある方
● 喫煙習慣がある方
● 高齢の方
◎ こんな症状はありませんか?(チェックリスト)
LEADは自覚症状がないまま進行することもありますが、進んでくると以下のようなサインが現れます。
● 歩くと足が痛くなるが、休むと治る(間欠性跛行:かんけつせいはこう)
● 足の指や甲が常に冷たい、しびれる
● 足の傷がなかなか治らない
● 足の爪が変形したり、毛が薄くなったりする

◎ 放置するとどうなるの?
「ただの足の痛み」と放っておくのは危険です。
血流が悪化し続けると、足の組織が腐ってしまう「壊死(えし)」につながり、最悪の場合は切断が必要になることもあります。
また、足の血管が詰まっているということは、心臓や脳の血管も同じように硬化している可能性が高いため、全身の健康チェックのバロメーターにもなります。
◎ 検査はたったの5分!
LEADの診断には、ABI(足関節上腕血圧比)検査という簡単な手足の血圧測定を行います。
腕と足の血圧を同時に測るだけで、血管の詰まり具合をすぐに数値化できます。
数分で終わる検査ですので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
◎ まとめ
足の健康は、いつまでも自分の足で歩き続けるために欠かせません。
「おかしいな」と思ったら、小さな症状でも構いませんので、まずは当クリニックにお気軽にご来院ください。