第4回ちょこっとセミナーを開催しました。
- 2024年7月31日
- 生活習慣病
7月12日(金)に「第4回ちょこっとセミナー」を開催しました。
第4回のテーマは、『夏バテしない身体づくりをめざして』でした。
今回は理学療法士の澁川が担当させていただきました。
夏バテしない身体づくりのためには、
暑熱順化(身体が暑さに慣れること)を意識して生活することや、筋肉を合成するたんぱく質を適切に摂取することが重要です。
今年も昨年同様に猛暑ですね。
このようなとても暑い環境に身体が慣れるには、個人差もありますが数週間はかかります。
まず軽く汗をかく運動を行い、少しずつ体を慣れさせる必要があります。
汗をかいても夏はシャワーで済ませがちですが、2日に1回は夜ゆっくりお風呂につかる(ぬるま湯・半身浴)方が、暑い夏に適した身体へと順応していくと言われています。
また、よく歩くだけでは体力づくりの効果が期待できない可能性があります。
なぜかというと、体力には下肢筋力が大きく影響します。
脚の筋肉量や筋力が少ないと、毎日頑張って歩いていても、不思議と疲れるばかりかもしれません。
筋力が足りない場合、筋力トレーニングが必要となります。
しかし、たんぱく質を適度に摂取しなければ、せっかく筋力トレーニングをしても期待するほどの筋肉量は得られません。
実は筋力トレーニングの効果を得るためには、若年者より高齢者の方が体重1㎏あたりのたんぱく質を多く摂取する必要があります。
それでは、夏バテしない身体づくりをめざして具体的にどうすればいいか、どんな筋力トレーニングが良いのか、1回の食事でどれくらいたんぱく質の摂取が必要か、などなど、
そのような内容の話をさせていただきました。
講義の後は、普段心臓リハビリテーションを受けたことのない方々にも心臓リハビリテーションを体験していただきました。
ジムなどの施設で行う運動と大きく違う点は、簡易的な心電図モニタリングを行い、リスクマネージメントを徹底して安全に無理なく行うところです。
心臓リハビリの適応になる病気は決まっており、狭心症や心筋梗塞後、心臓手術後、心不全などです。
対象のご病気をお持ちでなくても、「体力が落ちて、すぐ疲れる」とお悩みの方が実は心不全となっている場合もありますので、遠慮なくご相談いただければと思います。
引き続きこれからも今回のような “ちょっとためになる話” や “当日ならどなたでも受けられる検査(無料)や体験会” を開催する予定です。
南草津ひだまりハートクリニックのホームページ「お知らせ」欄や、クリニックの待合室にて案内を掲示しておりますので、ご興味あればぜひご参加ください。