【滋賀・草津市】睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心臓病の見過ごせない関係。ただの『いびき』で済ませていませんか?
- 2026年7月6日
- 生活習慣病

「家族に『いびきがうるさい』『息が止まっていた』と言われたけれど、最近仕事が忙しくて疲れているだけ」
「日中やたらと眠いけれど、ただの寝不足か、年のせいだろう」
「無呼吸の検査を受けてCPAP(機械)をつけることになったら面倒だ」
そんな風に、ご自身の症状に理由をつけて見過ごしていませんか?
「たかがいびき」「ちょっと疲れているだけ」という自己判断や、治療への漠然とした不安による先延ばしは、実はあなたの心臓や血管に重大な負担をかけ続けているサインかもしれません。
当院がある草津市はもちろん、隣接する大津市エリア(駐車場14台完備のためお車でのアクセスも良好です)で「いびき」や「日中の強い眠気」にお悩みなら、放置せずに一度ご相談ください。
本記事では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)とそれに伴う心疾患のリスク、そして当院ならではの治療アプローチについて、循環器専門医の視点から詳しく解説します。
目次
1. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を見過ごす「素人判断の落とし穴」
「睡眠時無呼吸症候群なんて、すごく太っている人がなるものでしょう?自分は少しぽっちゃりしている(あるいは痩せている)くらいだから関係ない」
もしそう思われているなら、その認識は医学的に誤りです。
確かに肥満は大きな要因の一つですが、日本人は欧米人に比べて顎が小さく、気道(空気の通り道)が奥に追いやられやすい骨格をしています。そのため、痩せている方でも睡眠時無呼吸症候群を発症するケースが非常に多いのです。
また、「いびきは誰でもかくもの」と安易に肯定してはいけません。
いびきは、睡眠中に気道が狭くなり、空気が無理やり通ることで生じる「摩擦音」です。つまり、いびきをかいている時点で、すでに体は十分な酸素を取り込めず、酸欠状態に陥りかけている証拠と言えます。
2. 睡眠中は心臓が「フルマラソン」をしている状態に
睡眠時無呼吸症候群を放置する最大の懸念点は、心血管疾患(心臓病や脳卒中)の引き金になるリスクが高いことです。
本来、睡眠中は体を休める時間です。しかし、無呼吸によって体内の酸素濃度が低下すると、脳は酸素不足を補うために、心臓により多くの血液を全身に送り出すよう指令を出します。
これは例えるなら、「寝ている間に心臓だけが休むことなくフルマラソンをさせられている」ような状態です。
この過酷な状態が毎晩続くことで、以下のような連鎖が引き起こされるリスクが高まります。
- 高血圧の悪化: 交感神経が興奮し続け、血圧が夜間も下がらず、日中も常に高い状態が続きます。お薬を飲んでも血圧が下がりにくい原因の一つです。
- 動脈硬化の進行: 血管に過度な圧力かかり続け、血管の柔軟性が失われてボロボロになっていきます。
- 心筋梗塞・脳卒中: 血管へのダメージが蓄積し、最悪の場合、血管が詰まったり破れたりして命に関わる発作の要因となります。
- 心不全や不整脈: 休む間もなく働き続けた心臓が疲弊しきり、正常なポンプ機能を維持できなくなるリスクが跳ね上がります。
「ただのいびき」と見過ごすことは、自らの心臓へ日々負担を蓄積させることにつながるのです。
3. CPAP(シーパップ)治療の仕組みと期待できる効果
睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療法として、「CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)」があります。
「あんな大げさなマスクをつけて眠れるわけがない」と自己判断し、受診をためらう方もいらっしゃいますが、その「様子見」こそが心臓への負担を長引かせます。
CPAPは、寝ている間に鼻から専用のマスクを通じて空気を送り込み、塞がりそうになる気道を風圧で物理的に押し広げる治療法です。空気の通り道がしっかり確保されるため、いびきや無呼吸がなくなり、睡眠中の酸欠状態が根本から解消されます。
期待できる効果
- 日中の強い眠気や倦怠感の軽減
- 起床時の頭痛やダルさの解消
- 夜間の頻尿の改善
- 高血圧の改善や、将来の心血管疾患リスクの低減
「息苦しそう」「気になって眠れない」というイメージを持たれがちですが、現在は機器も小型化し、マスクの素材も進化しています。当院では循環器専門医が患者様の睡眠データを確認しながら、空気の圧力をきめ細かく調整し、無理なく継続できるよう丁寧にフォローアップいたします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の詳しい原因や合併症のリスクについては、当院の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)解説ページ」でも詳しくご紹介しています。
4. 循環器専門チームによる「根本的な原因」へのアプローチ
睡眠時無呼吸症候群は、CPAP等の適切な治療と生活習慣の見直しを行えば、十分にコントロールが可能な疾患です。
南草津ひだまりハートクリニックでは、総合内科専門医・循環器専門医である院長が、単に睡眠の質を改善するだけでなく、「心臓や血管へのダメージがどの程度か」というリスクまでしっかりと評価・管理します。
さらに当院では、対症療法にとどまらない【根本的な原因へのアプローチ】を目指し、専門スタッフによる以下のチーム医療を提供しています。
- 医療の管理下で行う「安全な運動療法(心臓リハビリテーション)」: SASの根本原因に多い肥満の解消や、低下した心肺機能の回復には運動が不可欠です。しかし、心臓に負担がかかっている状態での自己流の激しい運動は危険を伴う場合があります。当院では、広い専用室にて、心臓リハビリテーション指導士や理学療法士といった専門スタッフが、患者様一人ひとりの心臓の状態に合わせた安全な運動メニューを指導・サポートします。
- 管理栄養士による丁寧な食事指導: 運動療法と並行して、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)の背景にある食生活の乱れを整えます。無理なダイエットではなく、長く続けられる栄養指導を丁寧に行います。
「運動が大切とはわかっていても、一人では続けられない」「心臓に不安があって体を動かすのが怖い」という方も、「ひだまり」のような温かい雰囲気の中で、スタッフと一緒に笑顔で前向きに取り組んでいただけます。
5. よくある質問(Q&A)
- Q. 検査は入院が必要ですか?仕事が忙しく時間が取れません。
- A. まずはご自宅でできる「簡易検査」からスタートします。就寝前にセンサーを指先などに取り付けて寝ていただくだけですので、お仕事が忙しい方でも普段通りの生活の中で検査が可能です。
※具体的な検査の流れについては、こちら(SAS解説ページ)で詳しく解説しています。 - Q. いびきをかいていないと言われますが、日中とても眠いです。受診しても良いでしょうか?
- A. ぜひご相談ください。いびきを伴わない「無呼吸」や、呼吸が浅くなる「低呼吸」が隠れているケースも多々あります。睡眠の質が低下して心臓に負担がかかっている可能性があるため、放置せず一度検査を受けることをおすすめします。
- Q. CPAPの機械は購入しなければならないのですか?
- A. 一定の基準を満たすれば、健康保険を適用した「レンタル」での治療が可能です。月に1回の定期的な受診が必要となりますが、その際に機器のメンテナンスや使用状況のデータ解析、体調の確認などを専門医がしっかりと行います。
- Q. CPAPをつけると、かえって気になって眠れなくなりそうで不安です。
- A. 最初は違和感を覚える方もいらっしゃいますが、現在の機器は非常に小型で音も静かです。当院では、患者様が無理なく続けられるよう、睡眠データを見ながら専門医が空気の圧力を細かく調整し、丁寧にサポートいたします。
- Q. 一度CPAPを始めたら、一生続けなければいけませんか?
- A. 肥満が原因で発症している場合、減量によって症状が改善し、CPAPを卒業できるケースもあります。当院では、CPAP治療と並行して「心臓リハビリテーション(運動療法)」や栄養指導を行い、根本的な体質改善を目指すことが可能です。
- Q. 草津市外(大津市や栗東市など)に住んでいますが、受診できますか?
- A. もちろん可能です。当院はJR南草津駅から徒歩8分、駐車場も14台完備しております。草津市内だけでなく、大津市や栗東市など周辺地域からもお車や電車で多くの患者様にご来院いただいております。
6. まとめ:心臓を守るための第一歩は、早めの受診から
「ただのいびき」「睡眠不足」という自己判断は、時に心臓への重大なSOSを見逃す原因になります。睡眠時無呼吸症候群は、早期発見と適切な治療で、将来の心疾患リスクを大きく下げることができる疾患です。
もし、ご家族にいびきや無呼吸を指摘されたり、日中の強い眠気でお悩みなら、迷わずに当院へご相談ください。
南草津ひだまりハートクリニックへのご予約・アクセス
当院は、患者様の待ち時間を減らし、スムーズに受診していただくために【24時間受付のWeb予約】を導入しております。
- 診療科目: 循環器内科、内科、心臓リハビリテーション科
- アクセス: 滋賀県草津市南草津3丁目4番7(南草津駅から徒歩8分)
- 駐車場: 14台完備(大津方面や車通勤の方も通院しやすい環境です)
- グループ院との連携: 当院は「南草津おなかと胃大腸カメラのクリニック」「南草津あおぞらクリニック」と連携しており、循環器だけでなく、消化器や全身の健康を総合的にサポートできる体制を整えています。
専門医による的確な診断と、チーム医療による温かいサポートで、あなたの心臓と健康な毎日を守ります。
▼ ご予約はこちらから(24時間受付中)
南草津ひだまりハートクリニック 公式サイト・Web予約ページへ
この記事の監修者


滋賀医科大学にて長年、循環器内科の診療・研究・教育に携わり、2023年12月に当院を開院しました。専門性の高い診療とチーム医療を提供しています。
略歴
資格
・医学博士
・日本内科学会 総合内科専門医・指導医
・日本循環器学会 循環器専門医
・日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士
・日本心不全学会 心不全緩和ケアコースHEPT指導医講習会受講済